こんにちは!
私は体外受精で第一子を出産しているのですが、今回は私がどのように不妊治療のステップアップをしていったのかを書きたいと思います。
主治医の先生からの助言もあるのでよければ参考にしてください。
私の体質
- 生理周期:24〜26日(かなり短めで頻発月経気味)
- 生理期間:5、6日
- 生理不順:なし
- 生理痛:激痛(ロキソプロフェン必須)
- 婦人科系疾患:子宮内膜症(チョコレート嚢胞)約2.5〜3cm
チョコレート嚢胞は市の子宮頸がん検診の時に見つかりました。
卵巣が腫れていると。。
「卵胞だと思うから排卵日後には無くなってると思うよ」
と言われたのですが、再診の結果、子宮内膜症との診断でした。
子宮頸がん検診をしてもらった個人病院ではサイズが小さいから様子見でいいと言われたのですが、将来的に妊娠を望んでいた私はとにかく不安で、紹介状もなしにすぐ大きな病院を受診しました。
内診・MRIなどの検査の結果チョコレート嚢胞と診断されました。
短い生理周期とチョコレート嚢胞が気掛かりでした。
このせいで妊娠しにくいんじゃないかと。。
実際妊活を開始してみたら、思っていた通り妊娠しにくい体質でした。
不妊治療の時系列 〜自己流妊活から人工授精まで〜
2016年 30歳
子宮内膜症発覚。左卵巣にチョコレート嚢胞約3cm。
病気が進行しないように漢方、ピルを服用。生理痛がひどいためロキソプロフェンを処方してもらう。
2017年 31歳
基礎体温測定開始。
チョコレート嚢胞の経過観察のための通院ついでに子宮内膜、卵胞、排卵チェックをしてもらう。
チョコレート嚢胞による卵管の詰まりを確認するために初の卵管造影検査をする→異常なし。
2018年 32歳
結婚するためピルの服用中止。葉酸服用開始。
自己流で9ヶ月妊活するも結果出ず。
引越しのため転院。
タイミング療法スタート。
基礎体温は二層になっていたのに、通院してすぐ無排卵な月があることが判明。
卵胞を育てるため排卵誘発剤の使用開始。(クロミッド+hCG注射)
2019年 33歳
半年のタイミング療法で結果が出ないため不妊専門クリニックに転院。
血液検査でできる基礎的な不妊検査(ホルモン値やAMHなど)
→異常なし
旦那の精液検査
→異常なし
フーナーテスト
→異常あり!!
→精子量は多いけど動いてるやつ1匹もいない
フーナーテストの結果を踏まえて抗精子抗体検査
→抗体なし
不妊クリニックでのタイミング療法でも結果出ず。
自然妊娠は諦め人工授精にステップアップ。
排卵誘発剤+黄体ホルモン剤(デュファストン)使用。
ステップアップのタイミングで人生2度目の卵管造影検査→異常なし。
6ヶ月のゴールデン期間に突入。
→人工授精を4回トライするも結果出ず。
このタイミングで先生にステップアップを勧められる。
そして体外受精へとステップアップする。
まさか自分が体外受精をすることになるなんて思ってもみませんでした。。
自分以外の大勢の人がフツーに妊娠できるのに私はこんなにお金をかけても子供ができない。
出来損ないのポンコツ人間だって思いました。
何より子供を持つことをすごく望んでいる旦那に申し訳なくて、私と結婚しなければこんな苦労もせず時間もお金も使わず済んだのにって自分を責めました。不妊の原因は恐らく私なので。。
体外受精に進んだところで妊娠できる保証はどこにもないし、精神的にも金銭的にもかなり追い込まれました。
体外受精にステップアップするまでの葛藤
今でこそ体外受精がどんなものなのか理解できていますが、当時の私はただ漠然と
・痛そうで怖い
・すごくお金がかかりそう
・これでできなかったら終わりだ
という風に思っていました。
実際その通りだったのですが。。。泣
あとは
・もう少し人工授精で頑張るべき?
・チョコレート嚢胞の手術をするべき?
と、なんとか体外受精をやらなくてもいい方法を考えるようになり、ついには、
そもそもそこまでして子供ほしいか?
と考えるようになっていました。
人工授精は何回までトライするべきか
私自身は人工授精は4回トライしてやめました。
そう決断した理由は、
- 不妊クリニックの先生に提案されたから
- 先生の話を聞いてこれ以上トライしても妊娠できると思えなかったから
- 年齢的に少しでも早く、そして少しでも妊娠できる可能性の高い治療をしたかったから
- 費用が高いから
です。
不妊クリニックの先生に提案されたから
先生には3回目の人工授精がダメだった時にステップアップの提案をされました。
「3、4回トライしてダメなら体外受精へのステップアップをお奨めしている」
と言われたので、
「じゃー4回までやってみよう!」
と思いラストチャンスの4回目にトライして撃沈しました。。泣
ネットで色々調べて、私的には6回トライするのがいいんじゃないかと思っていましたが、2度目の失敗辺りから “もう人工授精では妊娠できないんじゃないだろうか” とか “人工授精にかける時間とお金を体外受精に回したほうがいいんじゃないだろうか” と考えるようになっていました。
なんとなく、 “もう無理なんだろうな” と半ば諦めモードになっていました。
失敗が続くと本当に心が折れます。。
先生の話を聞いてこれ以上トライしても妊娠できると思えなかったから
子宮の状態、血液検査の結果、卵管造影検査の結果、人工授精の結果などから導き出された答えが、
原因不明の不妊
でした。
恐らくピックアップ障害じゃないかとのこと。
ただ、ピックアップ障害かどうかを調べる方法は今の医学ではないそうです。なので原因不明ということになるそうです。
“この状況で妊娠できないなら恐らくピックアップ障害なんじゃないか” というお話でした。
私も自分なりに調べた結果、先生と同じ考えだったので、人工授精では妊娠できる可能性は低いと考えました。
年齢的に少しでも早く、そして少しでも妊娠できる可能性の高い治療をしたかったから
当時私は33歳でした。
自分的には不妊治療をするには高齢の方だと思っていたのですが、不妊クリニックの方からすると33歳はまだまだ若い方だそうです。
まだまだ生殖能力の低くない年齢なのであれば、少しでも若いうちにステップアップしたほうがいいんじゃないかと考えました。
費用が高いから
「体外受精は費用が高いからなるべく進みたくない」
と思っていましたが、はっきり断言できます!!
人工授精も高いです!!
おまけに人工授精は妊娠できる率も低いです泣
もちろん体外受精に比べれば安いですが、それでも人工授精周期1回につき4万円以上は軽く飛んでいきました。×4回なので、家計に大打撃です。。。
“可能性の低い治療にお金を使うのはもうやめる!!”
と決意してステップアップを決めました。
チョコレート嚢胞の手術はするべきか
チョコレート嚢胞の除去手術をすることによって自然妊娠できる人も多いようです。
ではなぜ私はしなかったのか・・・
それは、
- 手術を必要とするサイズではなかったこと
- 手術をすることにより卵巣が小さくなるのがイヤだったから
です。
チョコレート嚢胞が見つかってから、私は5カ所の病院で診てもらいましたが、どこの病院でも手術は勧められませんでした。最終手段として手術もあるよ程度の案内でした。
理由は全て同じで、サイズが3cm以下なので経過観察でいいこと、手術をすると病巣以外の健康な卵巣の一部も一緒に取ることになってしまうからです。
私ぐらいのサイズであれば妊娠するにあたって大きく影響することはないでしょうと言われたので、手術はしませんでした。
ステップアップのタイミングは本当に難しいしかなり勇気のいることだと思います。
私にとってはそうでした。
年齢や金銭面の問題、精神的な問題、仕事との兼ね合いや職場の理解、パートナーの協力、病院との相性などなど悩みは尽きないですよね。。
人によってステップアップのタイミングやできる範囲は異なると思います。
子供を持たず夫婦2人で生きていく選択肢もありだと思います。
不妊治療仲間が後悔のないようにそれぞれの最善策がとれることを願っています。
以上が私が自己流で妊活を始めてから人工授精までの流れです。
私は人工授精までトライした結果原因不明の不妊だったわけですが、そういう方は結構いるみたいです。
体外受精に進めばより高度な不妊検査ができるので、そこで初めて不妊の原因がわかることもあります。ちなみに私は体外受精での結果からしても、結局原因不明の不妊のままでした。
体外受精についてはまた後日詳細を書きたいと思います。
体外受精へのステップアップをお考えの方は次の記事が役に立つと思うのでよければご覧ください。
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