こんにちは!
今回は妊活の第一歩としてよく行われる【基礎体温測定】についてお話したいと思います。
私の経験した基礎体温の落とし穴についても書きますので、これから妊活で基礎体温を記録していこうと考えている方は、是非最後までお読みください。
基礎体温を測定する目的
- 排卵日を特定するため
- 生理開始日を特定するため
- 自分の健康状態を知るため
排卵日付近を狙って夫婦生活(タイミングをとる)をすると妊娠しやすくなります。
妊活で基礎体温を測るほとんどの人の目的は、1と2だと思います。
私も1と2(ほぼ1が主)のために毎朝測定していました。
基礎体温計の使い方
- 毎朝同じ時間に測定する
- 起き上がらず寝た状態で測定する(寝る時に体温計を枕元に用意しておく)
- 検温中は動かない
- 舌の裏側の付け根らへんに体温計を挟む
- 4時間以上の睡眠時間をとる
- 予測か実測、どちらで測定するかを決めて毎回同じ方で測定する
夜寝て朝まで目覚めなければいいのですが、夜中にトイレに起きてしまったり上の子がいるご家庭では赤ちゃんのお世話で起きないといけないこととかありますよね!そのような時は、私は次のように基礎体温を測定していました。
私の日常:23時頃就寝して毎朝6時に測定予定。夜中や明け方に目覚めてしまった場合は目が覚めた時間によって測定時間を変更。
例)・23時就寝、5時に目が覚めてしまった場合 → 4時間寝れているので5時に測定
・23時就寝、1時に目が覚めてしまった場合→いつもの起床時間に測定
もし中途半端な時間に目覚めて4時間以上の睡眠時間が取れない場合は、いつもの起床時間に測定していました。
たまにフツーの脇の下で測るタイプの体温計で基礎体温つけている人を妊活サイトの掲示板で見かけますが、フツーの体温計では基礎体温は測れないのでちゃんと婦人用体温計を買いましょう。婦人用体温計ならどれでもいいです。
私はテルモのWOMAN℃(ウーマンドシー)を使っていました。
基礎体温の見方
私が参考にしていた基礎体温の見方について説明します。
“まずこれだけチェックしましょう!” というレベルの基礎的なものです。
正常な基礎体温
- 低温期と高温期がある(二層に分かれている)
- 低温期と高温期の温度差が0.3〜0.5度以上ある
- 低温期から高温期へスムーズに移行する(3日以内)
生理が始まると体温が下がり低温期になります。
排卵日あたりに体温が上昇し高温期になります。
この低温期と高温期の差が0.3〜0.5度以上あると正常な体温の上がり方をしていることになり、グラフが二層になって見えます。
下のグラフは以前測定した私の基礎体温です。
ガタガタのように見えますが、36.7〜36.8度を低温期と高温期の境目と考えれば大体二層になっているのがわかるでしょうか?基礎体温って大体二層になっていればOKなんです!
よくネットに転がっている『正常な基礎体温』と書かれているところに載っているグラフは低温期も高温期もガタつきがほとんどない綺麗な二層のグラフですが、現実はこれです!あんな綺麗なグラフの人は果たしているのでしょうか??
低温期と高温期の境目ぐらいのところに定規を当てて上と下にグラフが大体分かれていれば正常なグラフと考えてまず大丈夫です!
基礎体温での排卵日の特定方法
- 低温期から高温期に上がった日
- 低温期最後の日
- 低温期から高温期に移行する途中の日
この3つのうちのどこかで排卵する可能性が高いです。
いつ排卵するかは人によっても月によっても違います。
より確実に排卵日を特定したい場合は排卵検査薬を使用するか病院で卵胞チェックをしてもらいましょう。
よく「6週にしては胎嚢小さすぎませんか?」とか「8週で受診したのに心拍確認ができませんでした」などの書き込みを目にしますが、ほとんどの場合が排卵日がズレたことにより自分の思っている週数にまだなっていないだけというパターンです。
生理周期は個人差がありますが排卵から次の生理まではみんなほぼ同じで14日前後です。
排卵から受精、着床までにかかる日数もみんな大体同じなので、出産予定日の割り出し方は排卵日からがオススメですよ!
基礎体温は不確定すぎる
『おいおい、ここまで基礎体温について語っておいて否定するのかよ!』と思われるかもしれませんが、基礎体温の測定は妊活の一つの方法であり目安になることは間違いないです。基礎体温自体を否定するつもりは全くないですが、妊娠への道〜イレギュラーコース〜を歩んだ私はここでもイレギュラーに遭遇しました。
以前の記事『【短め生理周期&チョコレート嚢胞持ちの私の不妊治療ステップアップの経緯 〜自己流妊活から人工授精(AIH)まで〜】』でも書きましたが、私は生理周期は短めでしたが生理不順になったことは今までで1度もありません。
基礎体温は測ってない時期もありましたが、約4年間測って二層じゃなかったことはありませんでした。だから確実に排卵はしていると思っていたのですが、タイミング療法を行っていた病院での内診で無排卵なことが判明し、基礎体温の不確定さが浮き彫りになりました。
下のグラフはタイミング療法を行なっていた時の私の実際の基礎体温です。
今までで一番と言っていいぐらい綺麗なグラフになったので、
「妊娠してるんじゃないかな!?」
とすごく期待した周期でした。
病院での卵胞チェックでもきっといいことを言ってもらえると思い受診しましたが、診断は無排卵でした。
二層になっていても無排卵なことがあるなんて夢にも思わなかったです。
この後も何度か無排卵と診断される月があるのですが、どの月もグラフは二層になっていました。
なるべく薬を使わないで自然妊娠したかったのですが、無排卵な月が結構あったので、病院からの提案もありその後すぐ排卵誘発剤を使用することにしました。
Q:ある程度基礎体温を測定してから婦人科を受診すべき?
答えはノーです。
上にも書きましたが、基礎体温は妊活をする上で自分の健康状態を知る一つのバロメーターです。
なので妊活の第一歩として取り入れてみるのはいいことだと思うし一番簡単な妊活アイテムだと思います。が、病院での内診、血液検査の方が当たり前ですが確実です。
たまに「基礎体温を3ヶ月ぐらいつけてから受診した方がいい」というようなアドバイスをしている人を妊活サイトの掲示板などで見かけますが、『お前は医者か!!』と言いたいです笑
私は受診前から長いこと基礎体温を測っていたので受診の時にそのデータを持っていきましたが、今まで行った病院(出産に至るまで最終的に6カ所の病院を受診しました)で先生の方から基礎体温を見せてと言われたのは1回だけです。
ほとんどの病院ではこちらから基礎体温を測っていることを自己申告して見てもらいました。
中には基礎体温がストレスになるぐらいならやめた方がいいとまで言ってくれた先生もいました。
この言葉には驚きましたが、その先生曰く、基礎体温から得られる情報は限られているし不正確なことも多いからだそうです。
より大きな病院、より高度な治療を行なっている病院の方が基礎体温を必要としない傾向にあるのかなと思いました。
早く妊娠したいのであれば早く受診するのが一番の近道です。
まとめ 〜基礎体温について私が思うこと〜
なんでもそうですが合う合わないっていうのがあると思うので、基礎体温が気になる方や受診に抵抗がある方はまずやってみましょう!
実際測定してみると思ったよりガタガタなグラフになることもあるでしょう。
思った通りの時間に測れなかったり測り忘れたりすることもあるでしょう。
でも神経質にならなくて大丈夫!継続することに意味があります。
妊活を頑張っている人は基礎体温がストレスになることが多いです。
そんな時はいっそのことやめてしまってもいいと思います。
ただでさえストレスのある妊活。
なるべくストレスを溜めず頑張りましょう!!
排卵日前にガクッと体温が下がるといいとかインプラデーションディップとか理想的なグラフになることを過度に期待しない方がいいです。
それから基礎体温にもよりますが、36.0〜37.5度ぐらいの幅にした方がグラフ見やすいです。
よく高温期は37度ぐらいないとダメだと思われている方を見かけますが、低温期の体温が36.0度前後の方は高温期でも37度まで上がることはないので、情報に惑わされないようにしましょう。
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